November 03, 2007
異国の文化でも育むんです。

近年、日本にすっかり定着した秋の行事ハロウィーン。毎年10月31日はこの麻布十番の街に小さなしっぽをつけた悪魔やお姫様が大勢出現します。
ここに住む子供達が扮しているのですけど、各国大使館が多い土地柄、悪魔クンの目と髪の色は様々です。そしてどの子もとても愛らしいのです。
今年はオレンジと黒のハロウィーンカラーの衣をまとったトイプードルも見かけました。なんとも麻布らしい光景です。
このハロウィーン、そもそもの起源は古代ケルトにあるとか。最も日の短いこの時期が年の始まりで、日没が新しい日の始まりを意味していたので収穫祭はこの日の夜に始められました。
あの世との門が開く時期とも考えられ、他界した家族や友人を尊び偲んですごしたのだそうです。
収穫祭の捧げ物の作物と動物の燃えさしは迷う悪霊や妖精から家族を守る物として、翌朝司祭から各家庭に配られ、新年の家のかまどにくべられたそうです。
あの顔の型のカボチャの行灯みたいのも迷う魂を導く為のものとか。
日本のお盆に迎え火と送り火がありますね。私の田舎には祭の神(さいのかみ)という竹とワラで大きく組まれた物と餅や海産物の干物を焼き、厄除けと豊作祈願をする新年の行事があります。また、元旦の朝に子供達が集落の一軒一軒へ新年の挨拶へ行きます。きちんと言えた子はお菓子が貰えるならわしも。
外国の文化だけど、意味を知ると伝統行事って想いは良く似ていることに気が付きました。
この麻布十番では夏の納涼祭も秋の御神輿も色んな国の人が参加して行われます。ここでは様々な国の人が伝統文化も共有して仲良く一緒に暮らしているのだ。動物も!って思ったら笑顔になれた。
夜遅くまでお姫様の格好をして、もらったお菓子をお家で空けるとき、どんな気持ちになるのかな・・
愛らしい子供達の姿を夕暮れの中に見送りました。
ハロウィーン特有のどこか物悲しい雰囲気はやっぱりあるのだけれど、子供達のおでこや周りには先人から受け継がれてきた知恵や愛、精霊たちがただよっているように今年は見えたのでした。
セラピストY









