2010年03月29日
新入社員のつぶやき
サンフランシスコ/シリコンバレー旅行記【後編】(2010年新入社員A.F)
こんにちは、内定者のA.F.です。
今回はシリコンバレー旅行の【後編】として、前編で記載した方々との議論で大量にメモした中で、
面白かったトピック/経験を以下にピックアップします。
このブログをご覧頂いている方にも、何かご参考になる点があれば幸いです。
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◆ サンフランシスコのTwitter本社を訪問したときに、日本市場担当の方になぜか名刺を貰いました。
日本語が堪能な方で、日本のTwitterユーザーを代表したつもりで
「日本でいつもTwitterを使っています。Thank you」と挨拶してきました。笑
◆ その前のTwitter Niwaさんとの会話。
「アメリカの方が仕事が早く終わって帰るイメージがあるが、仕事時間は変わらない。
日本は大抵の人が朝出勤するのに1時間以上かかって満員電車でぐったり、頭働くのは正午から。
アメリカはオフィスから家が近く、時間がそのまま前にシフトしたイメージ」
◆ TwitterのNiwaさんを訪問後、日本人エンジニアの方たちの夕食会に連れて行って貰いました。
そこで他村氏に遭遇。話している内容が異次元だったw
例えば、iPadは買う買わないではなく何台買うかという議論でした。
◆ その後の夕食会ではNexus One、ソニーエリクソンの
XperiaとXperia miniを一足早く触ってきました。
◆ 「サンフランシスコ」は中国語で「旧金山」と書くらしいです。
読み方は「ジュチンセー」。これは上海語の発音で、
あいにく私は上海語しか喋れないので、北京語(標準語)での読みは不明です。
◆ サンフランシスコでのiPhone普及率は90%以上らしいです。まさに子供からおばあちゃんまで。
子供に一番人気なのは「Zoo box」というアプリ。
いろんな動物の写真が画面に出て、傾けるとその動物の泣き声がするというもの。
今度日本の子供にも試してみようかと思いました。笑
◆平日の昼間に公園で、お母さんと子供が「Zoo box」で遊んでいるようです。
その光景を直接見たわけではないが、夕食会の時の会話情報より。
これがイノベーションによって生活が変わるとはこういうことか、と思いました。
◆ そして小さい頃よりiPhoneに慣れ過ぎてしまった子どもたちは、
家のテレビを操作する時に、テレビの画面を指でスライドさせてチャンネルを変えようとするという。
チャンネルが変わるわけないが、その気持ちはなんかすごい分かります。笑
◆ 私もDelta Airlineで成田⇔サンフランシスコの飛行中、座席の前にある、
ゲームと映画と音楽が一緒にできる&見れる&聴ける画面の操作をする時、
リモコンを使わずに、画面をタッチパネルだと思ってずっと指でスライドさせようとしていました。笑
◆ Webビジネスでのマーケッターとプログラマー。
日本ではマーケッターの方がイメージがよく、待遇・地位が良いイメージがありますが、
シリコンバレー(に限らず、アメリカ全部に言えることかもしれないが)では逆で、
プログラマーの方が待遇・地位が高いイメージがしました。
◆ 渡辺千賀氏 「マーケッターとプログラマーの必要割合は1:5でプログラマーの方が重要。
Twitteなどの最新のWebビジネスを見ても、マーケッターとプログラマーが隣合わせで
サービスを構築できる環境が重要。海外に開発を置くのはもう古い。」
◆ 渡辺千賀氏 「今20才の人と今40才の人が成功する方法は違う。
プログラマーの方が需要あるしMBA→ベンチャーキャピタル、コンサル、
ビジネス開発というキャリアよりも、20才の人達は今からでもプログラミングを取得した方が
将来の道が広がるかもしれないね。」
◆ 「日本のITベンチャーが世界で戦っていくには何が必要でしょうか」という
曖昧な質問に対しては渡辺千賀氏「英語で事業をする。
そのために情報源を思い切って英語にして、日本語を捨てるくらいの覚悟で。
そうすると海外の動向、尖ってるベンチャーが分かるよ。」とのこと。
◆それで海外の英語の情報源のサイトをいくつか教えて貰いました。
Mashable, Venturehuks, hackernews, Y combinatorなど。
興味ある方は覗いてみて下さい、シリコンバレーの面白いITベンチャーの情報がみれると思います。
◆ SV訪問中、色んな人に勧められた海外留学。
3,4年働いた後に、海外の大学/大学院へ正規過程で留学することは
確かにキャリアのリセットになりそうです。
しかし本当にアントレプレナーシップを持つ人は留学なんてしないだろうな、と思いました。
◆ シリコンバレーの若いスタートアップ起業家たちの間で、収益が少なくてコストカットで
自分の食費代を浮かすために、一日三食カップラーメンでも1年位生きていける能力を、
「ラーメンprofitability」と言うらしいです。
◆ 渡辺千賀さんに教えて頂いた、アメリカの尖ったITベンチャー。
Imvu:3Dオンラインチャット事業、NING:SNSをつくるwebサービス、
MEEBO:色んなチャットを一元化して管理するサービス、
Slide share:スライドをシェアするサービス、などなど。
◆ 色んな人の話をまとめて考えると、一言にベンチャーと言っても
ITとBT(バイオテクノロジー)では全く違う。
ITベンチャーではマーケッターとプログラマーが隣り合わせでサービスを開発する環境が
重要と呟いたが、バイオベンチャーではマーケッターが全て。
◆マーケッター、つまりテクノロジーをどのフィールドに当てはめるかを見抜く人、ということです。
いい例が最近日本でも話題になっているニューロスカイ (http://ow.ly/1oNdT )。
◆ ニューロスカイ は当初、脳波測定技術を医療に応用する、というコンセプトでした。
ところが需要が全くなく、そこに優れたマーケッターが登場し、
脳波測定技術をゲーム・おもちゃに応用する、というふうにコンセプト変更。
そこから爆発的に伸び、資金も集まったようです。
◆ 桝本社長 「大学発バイオベンチャーは、アメリカで育てた方が早いかも。
はじめからアメリカ市場で特許を取り、日本みたく高品質でなくてもアメリカの大企業が
面白がってベンチャーの製品を買ってくれるから。
日本だと大企業はベンチャーの製品をなかなか買わない。」
◆ 川口洋二氏
「ゲームアプリよりも、アマゾンなど異業種からのiPhone、iPadアプリ参入が注目されてる」
「人の命に関わるような事業、例えば介護ロボット開発、新薬開発のような事業は
VCからみたらリスク無限大。なので普通のVCはなかなか出資しない。
起業するならそのあたり気をつけた方がいいよ」
とのことです。
◆ 川口洋二氏 「天気が暖かくて、お金も貰わずにバカなことを考える奴らがいっぱいいる。
そのアイデアの多くが屍となり、ごくたまにfacebookやtwitterみたいなのが生まれる。
日本との違いは成功事例があるかと、そもそもの絶対数の問題。」
◆ 渡辺千賀氏 「ITベンチャーなら若者二人がすぐにプログラム書いてサービスを作れるけど、
バイオの場合技術が分かりにくい、技術も大学や研究機関にあって
年のいった教授たちが持っている事が多いから、若者二人が事業作ります、
っていうのはなかなか難しい。」
◆スタンフォード大学の研究員時代にバイオベンチャーを起業&製薬会社にIPO
→個人投資家&ベンチャーアドバイザー&若い起業家のメンター、
として活動する金島秀人氏のホームパーティーに参加しました。
シリコンバレーで働く社会人や日本からの学生など、40人くらいのパーティでした。
◆ ホームパーティーパーティーの前に、金島さんと個別に話す機会も設けて頂きました。
「自分のいる環境にはよく考えるべき。グローバルにビジネスイノベーションと
事業開発がやりたければ、最終学歴を米国で取得し一度は外国で就職するべき。」
と海外留学のおススメされました。
◆金島秀人氏
「ベンチャーは増やそうと思って増えるものではない。
やりたくてしょうがない奴らが勝手にやっていくもの。」
◆ シリコンバレー(というかアメリカ)で働くどの人と話しても話題に出るのが、ビザの問題でした。
種類にもよりますが、レイオフや会社がサポートしてくれないとビザがとれずに
国外撤去を余儀なくされる。常に国外撤去というリスクと隣り合わせでも、
みんな生き生きと働いていました。
◆シリコンバレー旅行で訪問した人の中で最も異色の経歴が船木氏。
慶応SFC在学中に起業後、コネクションもないまま、ビジネスアイデア一つで
シリコンバレーに飛び込み、Senzooという会社をつくって、
その会社からサポートする形でビザを獲得したということです。
◆ Senzooの由来も、ドラゴンボールの仙豆からとってきたらしいです。笑
クリエーター・NPOへの活動資金寄付、Donation分野でイノベーションを起こす事業を
構築中とのこと。
◆ 船木氏とは朝の9:40からMountain view stationのカフェにて。
出勤前の地元アメリカ人たちに交じって日本人二人が怪しげに(?)議論。コーヒーがうます。
◆ 船木氏に「なんか面白いビジネスアイデアあるの?」と聞かれ、
スキルアップジャパンの面接時にも話した「人の髪の毛から遺伝子を解析して、
将来の禿げる確率をフィードバックしてあげるビジネス」を話したところから一気に議論が白熱。
◆船木氏 「すぐやっちゃおうよ!友達10人から髪の毛集めて大学の装置使って測定して
結果をフィードバックしてみなよ。初期投資いくら?100万円くらい?ならバイトして貯めちゃえば?
それで会社つくってこけても社員雇わなければ血を見ずに済むしノーリスク♪」
◆ 「髪の毛も新入生から集めたり、美容室で集めてサンプルが多きくなれば面白いんじゃない?」
という船木氏との議論を経て、これが起業家精神か、というのを垣間見た気がします。
そして今、禿げの遺伝子と将来の禿げる確率を対応させる学術論文を読み漁っています。笑
◆船木氏との別れ際に、
「エンジニアとして人から言われたものを作るのは虚しいよ。
自分のアイデアがあるなら今すぐトライすべし、じゃなきゃ一生できないよ。」
というすごい重みのある一言を頂きました。
きっとこの人は海外留学よりも、自分で事業をつくっちゃうんだろうな、と思った瞬間でした。
◆スタンフォード大学Ph.Dの宮崎さん、フジコムの赤坂さんとの夕食会で得た、
アメリカ大学院の留学事情。
アメリカの大学院への入試はテストというよりも、就職活動に近いらしいです。
◆入試合否を決める三つの要素は、
①テスト、大学の成績、②エッセイ:志望動機書、③推薦状。
日本の大学院では基本的に①が最も重要視され、アメリカの大学院では
②、③が重要視される。テストは必要最低限取れば、という意味で、
就職活動に似てるなと思いました。
◆ ①のテストはいわゆるGRE,TOEFL,MBAならGMAT,
大学・大学院などの成績も評価に加味される ②の志望動機書はそのまま、
③の推薦書は、今までの研究室や職場の上司に書いてもらうのが一般。
もちろん有名な人、地位が高い人に書いてもらうほどポイントが高いです。
◆ 推薦書、名前は有名であるが1,2回しか話したことのない人には書いてもらわない方が良い、
ということです。今までで一緒にプロジェクトをやってきたなど、
自分のことをある程度知っている人に書いてもらうべきである。
◆ 留学生の中でもインド、シンガポールからの留学生が多いです。
インドの留学生は、発音が一番聞き取りにくいくせに一番ガツガツ、前に出て発言しているようです。
日本人のカタカナ英語よりもよっぽど聞きとりにくいらしいです。笑
◆ シンガポールにはA-Starという人材育成制度があり、毎年20人前後のエリート学生に
アメリカの大学院に留学させ、現地での学費・生活費を全部支給するという制度です。
大学院修了後は、シンガポールの研究機関に戻って研究します。。
◆ 英語が聞き取れるようになるのに1000時間かかるというのはあながち嘘ではないです。
ただしアルクの教材などは飽きるから1000時間続かないのが普通。という観点から、
英語勉強には字幕付きのSFやクライムドラマ、映画をおススメされました。
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今回の訪問を通じて私自身が一番感じたことは、事業を創りたいと思っているならば、
まずは自分の手でプログラミングをしてWebサービスを作れるようになる必要があるな、
ということでした。
幸いなことにスキルアップジャパンでは入社後のプログラミング研修があり、
プログラミングなどの技術が分かって、ビジネスも創っていける人材へと
期待されているようですので私自身のイメージとも非常に重なります。
以上、長々と述べてきましたが、
日本だけでなく世界に通用するWebサービスを作っていきたいとますます思うようになりました。
最後まで読んできた頂き、ありがとうございました。
それでは。







